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Article 009

大人の角層を変える。硬化汚れを落とすパパイン酵素

大人の角層を変える。硬化汚れを落とすパパイン酵素

年齢とともに肌表面へたまっていく“硬化汚れ”。その正体は、酸化した脂質と角層タンパク質が結びついて生じる「カルボニル化タンパク質」です。
では、なぜ年齢を重ねた肌では、硬くなった古い角質が剥がれず、居座ってしまうのでしょうか。その背景にあるのは、古い角質を剥がす“肌のハサミ”「カリクレイン」の働きの低下でした。

古い角質を剥がす“肌のハサミ”が、加齢とともに働きにくくなる
角層細胞同士は、接着構造でつながっています。これを少しずつ分解して、古い角層細胞を自然に剥がす働きを担うのが、「カリクレイン」という酵素です。

ところが、この酵素の働きは加齢とともに低下します。30代以降で活性が下がり、50代以降では若い世代と比べて有意な低下が認められています。

加齢とともに低下する角質剥離酵素の活性と、カリクレインの役割

カリクレインが働きにくくなると接着が十分にほどけず、古い角質が肌表面に残って蓄積していきます。

働きにくくなった角質剥離を、パパイン酵素で補う
そこで「Nラボ」が着目したのが、青パパイヤなどに含まれる植物由来のタンパク質分解酵素「パパイン」です。

パパインは角層細胞同士の接着へ働きかけ、古い角質を剥がれやすい状態へ整えます。カリクレインを増やすのではなく、弱まった角質剥離を外側から補う酵素です。

酵素を守り、使う瞬間に働かせる3つの技術
酵素はタンパク質のため、製剤中の水分や温度、pHの影響で活性が変化することがあります。必要なのは、製剤中で酵素を守り、洗顔する瞬間に働かせること。「Nラボ」では3つの技術を組み合わせました。

- 高濃度パパイン……カルボニル化タンパク質を含む古い角質を取り去る。
- カプセル構造……水分を抱え込むオイルがつくる層状の構造に酵素を包み、洗顔時に放出する
- 中性の洗浄ベース……パパインが働きやすい中性に設計し、高濃度に配合

この3つを組み合わせた「濃密パワー酵素処方」が完成しました。

「使う直前までフレッシュ」を実現する3つの技術

硬化汚れを取り除くと、角層はどう変わるか

パパイン酵素を配合した洗浄料で連用による変化を検証すると、2週間後には角層のカルボニル化タンパク質の減少が見られました。

連用前後における角層のカルボニル化タンパク質
使用期間:2週間/評価項目:角層のカルボニル化タンパク質 ※掲載画像は著効例

さらに4週間にわたる測定では、いずれも使用前比で、
- 皮膚柔軟性……2週間後 105.3%(p<0.05)→ 4週間後 113.4%(p<0.01)
- 角層水分量……2週間後 116.5% → 4週間後 122.4%(p<0.001)
まで上昇しました。古い角質を落とすと潤いも失われそうに思えますが、水分量も高まっています。

連用による皮膚柔軟性と角層水分量の変化
 

硬化汚れを取り除くことは、角層を薄くすることではありません。肌表面に滞留した古い角質を取り除き、潤いを抱え込みやすい柔らかな角層へ整えることです。

洗顔から、大人のハリを変える

これまで酵素洗顔は、毛穴汚れや角栓を落とすケアとして知られてきました。しかしパパイン酵素の働きは、毛穴へのアプローチだけにとどまりません。加齢で弱まった角質剥離を補い、硬化汚れを取り除くことで、洗顔は大人の角層を整えるエイジングケアになります。

洗顔を変えると、角層が変わる。角層が変わると、触れたときのハリも変わる。「Nラボ」はこれからも、洗うことから始まる新しいエイジングケアを研究してまいります。

※「硬化汚れ」は、角層に蓄積し、肌の硬さやゴワつきにつながるカルボニル化タンパク質を表した「Nラボ」独自の呼称です。