ツボクサ(Centella asiatica)は、スキンケア成分の一種であるCICAの原料として広く知られています。世界各地に分布するこの植物ですが、日本・東京の伊豆大島には、一般的なものとは成分構成が大きく異なる特殊な種が自生しています。それが「赤ツボクサ」です。
一般的なツボクサと同じ種でありながら、なぜ異なる成分特性を持つのか。その答えは、赤ツボクサが自生する"場所"にあります。
青ツボクサ(一般的なツボクサ)と赤ツボクサ
左:一般的な青ツボクサ(緑) 右:伊豆大島産赤ツボクサ(赤紫)
赤ツボクサが赤い理由
伊豆大島は東京から南に約120kmに位置する火山島です。溶岩が冷え固まった荒地が広がり、強い紫外線・乾燥・貧栄養という厳しい条件が重なるこの土地は、植物の生育においては過酷な環境であると言えます。
このような過酷な条件に適応する過程で、アントシアニンと呼ばれる赤紫色の色素を大量に産生することにより、赤い茎へと変異したツボクサが、赤ツボクサです。アントシアニンはポリフェノールの一種であり、強力な抗酸化作用を持つことが知られています。赤ツボクサ特有の赤紫色は、この色素が大量に蓄積されたことによるものです。

伊豆大島
4つの活性成分とその特性
ツボクサと言うと、肌のゆらぎやダメージに有効な成分として知られていますが、その所以となる活性成分は、以下の4種類に整理されます。
- アシアチコシド(配糖体)
- マデカッソシド(配糖体)
- アシアチン酸(非配糖体)
- マデカシン酸(非配糖体)
左側に示される配糖体グループのアシアチコシドとマデカッソシドは水溶性で安定しやすく、肌への浸透の足がかりとなる成分です。
一方、右側に示される非配糖体グループのアシアチン酸とマデカシン酸は脂溶性が高く、角質層を超えて皮膚深部へ届きやすい性質を持ちます。
「Nラボ」では、肌への浸透がより期待できる、非配糖体であるアシアチン酸とマデカシン酸に着目し、赤ツボクサに含まれる成分の分析を行いました。
アシアチン酸+マデカシン酸の含有量が一般種の10.9倍
「Nラボ」の成分分析において、赤ツボクサは一般的なツボクサと比較して有用成分の含有量が多いことに加え、非配糖体のアシアチン酸・マデカシン酸の含有量が「10.9倍」に達することが確認できました。
エキス濃度0.35%換算
伊豆大島という厳しい生育環境が育んだ、特別な成分濃度。
「Nラボ」はこの赤ツボクサだけが持つ特性に着目し、皮膚への作用を科学的に検証しています。
